2023年司法試験、1781人合格　多様な人材が合格、政府目標を上回る

「令和5年（2023年）司法試験、合格率1位は「予備試験合格者」92.6％…法科大学院別結果（追記あり）」

法務省が2023年11月8日に発表した令和5年（2023年）の司法試験の結果によれば、合格者数が1,781人となり、これは8年ぶりに前年を上回る数字となりました。合格率は45.34％で、わずかに前年を下回りました。

興味深いことに、合格者の中で1位に輝いたのは「予備試験合格者」で、その合格率は驚異の92.6％となりました。これは法科大学院の修了者や法科大学院を経ずに「予備試験」に合格して受験資格を得た人々を指します。

合格者数や合格率の増加について、法務省は法科大学院の制度改革を挙げており、課程の終了前でも一定の要件を満たせば司法試験を受験できるようになったことが背景にあるとしています。ただし、今後の合格率の推移は不透明であり、早期合格者が増えたことから、来年以降の結果には不確実性があると述べています。

また、創価大学法科大学院は、法科大学院修了生及び法科大学院3年生から12名が令和5年司法試験に合格し、合格率は私大5位でした。

法科大学院別の合格者数ランキングにおいて、合格者の内訳は法科大学院の修了者、予備試験合格者、法科大学院在学者の合格者数が示されており、性別別の割合も記載されています。

法科大学院修了者のうち学部で法学を既習した人のコースの出身者は670人、未修者コースの出身者は147人だった。性別は、男性1257人（70.58％）、女性524人（29.42％）だった。

法科大学院別では、京都大（188人）が最も多く、慶應義塾大（186人）、東京大学（186人）が続いた。

合格者の平均年齢は26.6歳。最高は66歳、最年少は19歳。

2023-11-09_094322 2023年司法試験、1781人合格　多様な人材が合格、政府目標を上回る

※合格者がいなかった法科大学院は省略